アメーバ経営学術研究会シンポジウム

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アメーバ経営学術研究会 第7回シンポジウム

「アメーバ経営の海外への展開
 ~世界に拡がるアメーバ経営に学ぶ~」

 2019年10月5日、アメーバ経営学術研究会は、第7回目となるシンポジウムを開催しました。本シンポジウムでは、九州大学大学院教授 丸田起大、英国ブリストル大学講師 鈴木寛之が各々の視点に基づいた海外におけるアメーバ経営に関する研究について報告が行われました。また、京セラグループの海外拠点におけるアメーバ経営の事例の報告、パネルディスカッションも実施しました。

 第1講演では、京セラコミュニケーションシステムの土蔵 秀昭が「京セラの海外事 業所におけるアメーバ経営」と題して報告を行いました。海外を拠点にした際のアメーバ経営の展開について、京セラグループの事例をもとに、そのポイントについて紹介しました。
 第2講演では、九州大学大学院 経済学研究院 教授 丸田 起大が「アメーバ経営のグローバル展開 -㈱カズマの中国子会社導入事例に学ぶ-」と題し、中国企業で導入されたアメーバ経営によって、採算やコスト意識は向上をもたらすのか、また、業績連動報酬を組み込むことの是非について考察しました。
 第3講演では、英国ブリストル大学 講師 鈴木 寛之が「アメーバ経営の国際理論化に向けて -アメーバリーダーの行動心理に関する考察- 」と題し、人間の精神や行動を中心とする心理学的アプローチから、アメーバ経営は海外でも通用できるのか?という問いについて説明しました。
 パネルディスカッションは、一橋大学大学院 経営管理研究科 教授の挽 文子をコーディネータに、パネリストとして京都大学大学院 経済学研究科 教授 澤邉 紀生、丸田 起大、鈴木 寛之、土蔵 秀昭の4名が登壇しました。
 先の3講演に対する意見交換、質疑応答を通じて報告内容を掘り下げ、海外におけるアメーバ経営の展開について、様々な考察がなされました。

プログラム

開会挨拶 田中 一弘 (一橋大学大学院 経営管理研究科長)
解題 挽 文子 (一橋大学大学院 経営管理研究科 アメーバ経営学術研究会副委員長)
講演
講演(1)「京セラの海外事業所(海外拠点)におけるアメーバ経営」
土蔵 秀昭 (京セラコミュニケーションシステム株式会社コンサルティング事業本部 本部長)
講演(2)「アメーバ経営のグローバル展開-㈱カズマの中国子会社導入事例に学ぶ-」
丸田 起大 (九州大学大学院 経済学研究院 教授)
講演(3)「アメーバ経営の国際理論化に向けて-アメーバリーダーの行動心理に関する一考察-」
鈴木 寛之 (英国ブリストル大学 講師)
第2部 パネルディスカッション
「アメーバ経営の海外への展開」
コーディネータ:挽 文子(一橋大学大学院 経営管理研究科 アメーバ経営学術研究会副委員長)
パネリスト: 澤邉 紀生(京都大学大学院 経済学研究科 教授)
丸田 起大(九州大学大学院 経済学研究院 教授)
鈴木 寛之(英国ブリストル大学 講師)
土蔵 秀昭 (京セラコミュニケーションシステム株式会社 コンサルティング事業本部 本部長)
閉会挨拶 尾畑 裕(第7回シンポジウム準備委員長)
<敬称略・肩書きなどはシンポジウム開催時のものです>