2013年5月18日、アメーバ経営学術研究会 第3回シンポジウム「アメーバ経営を導入する～日本航空株式会社のケースを踏まえて～」を開催しました。

第3回目となる今回は、アメーバ経営学術研究会と一橋大学大学院商学研究科が共催し、産学の情報相互発信をKCCSマネジメントコンサルティング株式会社とともに行いました。

今回のシンポジウムでは、アメーバ経営の導入により経営再建を果たした日本航空株式会社に注目し、日本航空株式会社 執行役員 路線統括本部 国際路線事業本部長 米澤 章 氏ならびに、アメーバ経営による経営改革を推進された、同社 常務執行役員 経営管理本部本部長 米山 誠 氏にご講演いただき、収支責任を明確にする組織づくりや部門別採算制度の導入と、それによる社員の意識改革や変化などをご紹介いただきました。

日本航空株式会社
執行役員 路線統括本部
国際路線事業本部長
米澤 章 氏

日本航空株式会社
常務執行役員
経営管理本部本部長
米山 誠 氏

第2部「パネルディスカッション」では、日本航空株式会社のケースを踏まえたうえで、KCCSマネジメントコンサルティング株式会社 代表取締役会長 森田 直行 氏を交えて、アメーバ経営の導入が経営改革をもたらす要因ならびにプロセスを討論しました。

部門を越えたコミュニケーションという観点から、組織体制や業績報告会、コンパなど日本航空での変化を森田 氏にご紹介いただきながらディスカッションを行いました。

会場後方には、立ってでも参加したいという熱心な聴講者の方々もいらっしゃいました。

プログラム

開会挨拶

尾畑 裕 （一橋大学大学院商学研究科教授（第3回シンポジウム準備委員長））
三隅 隆司 （一橋大学大学院商学研究科長）

第1部 講演 「日本航空株式会社におけるアメーバ経営の導入」

講演（1）
「変革する社員意識と部門別採算制度」
米澤 章 （日本航空株式会社 執行役員 路線統括本部 国際路線事業本部長）

講演（2）

「経営力を高める部門別採算制度」

米山 誠 （日本航空株式会社 常務執行役員 経営管理本部本部長）

第2部 パネルディスカッション「JALの再生から何を学ぶのか？」

コーディネータ：三矢 裕 （神戸大学大学院 経営学研究科 教授）

パネリスト：　　加護野 忠男（甲南大学 特別客員教授、神戸大学 名誉教授）
　　　　　　　　澤邉 紀生（京都大学大学院 経済学研究科 教授）
　　　　　　　　谷 武幸（神戸大学 名誉教授）
　　　　　　　　森田 直行（KCCSマネジメントコンサルティング株式会社
代表取締役会長）

閉会挨拶

挽 文子（一橋大学大学院 商学研究科 教授（第3回シンポジウム準備委員））

尾畑 裕（一橋大学大学院 商学研究科 教授（第3回シンポジウム準備委員長））のご挨拶でシンポジウムが始まりました。

挽 文子（一橋大学大学院 商学研究科 教授（第3回シンポジウム準備委員））による閉会のご挨拶。