書籍「アメーバ経営が組織の結束力を高める-ケースから分かる組織変革成功のカギ」
アメーバ経営学術研究会オブザーバーの谷 武幸(神戸大学名誉教授)と同研究会委員の窪田 祐一(南山大学大学院ビジネス研究科教授)の共著『アメーバ経営が組織の結束力を高める-ケースから分かる組織変革成功のカギ』が刊行されました。
本書は、ケース調査に基づいています。社風の異なる会社を経営統合した新会社において、この違いを短期間のうちに乗り越えて、全組織成員が、なぜ、結束して、採算数字にこだわりつつ、顧客に素早く応答できるようになったのか。アメーバ経営を軸に、全組織成員を巻き込んで集中的になされた取り組みから、①アメーバ経営の基本の考え方の実際の適用、ならびに②組織変革への具体的な取り組みとその成功のカギを実践的に学びます。
組織成員を巻き込んで、その行動を大きく変えるには、①大義名分のある戦略の下で進める、②経営トップが自らコミットして進める、③全組織成員の納得を得ながら進める、この3つが大切です。これらを風土構築・経営管理・人事関連・資材関連などの新会社設立プロジェクト、新本社への終結を含む組織編成、経営会議や部門会議・ミーティングにおけるOJT、仮題の認識・共有・行動を目的に行われた全部課長対象の社内研修などの取り組みの事例で説明します。